帽子の用語

制帽・官帽で使われる用語集です。
名称は弊社での呼称ですが、呼び方が異なることがありますので別称も掲載致しました。
※また、人により用語のニュアンスが異なる場合があります。

名称
別称
説明
帽子の外側部分
帽子のトップ平面の生地部分。
天玉 天とジガミをつなぐ部分に入れる細いパイピング状の飾り。
通常はあまりついていない。(画像では天玉は無し)
ジガミ
マチ
ヨツ
天と腰をつなぐ部分。
4辺の生地の縫い合わせから作られるため、「ヨツ」とも呼ばれる。
通気性を良くするためメッシュ生地にすることも多い。
ジガミの下方にある、帽子の最下部部分。
庇(ひさし)
ツバ
腰から前に突き出る形の日除け。
付属品
帽章
前章
帽子の前部分に付ける飾り。
所属する団体(官庁・会社・学校)を表す象徴。
画像の場合、台+金モール刺繍+中入れで構成される。
すべて金属性の帽章などもある。
帽章のベースとなる部分。
栗の形を模したものが多い。
金モール 金モールコイル刺繍部分。(中入れを含めることもある。)
植物の葉を模して刺繍したものが多く、葉の数で「3枚葉」「6枚葉」などと呼ぶ。

金モール刺繍ではなく、金線(縞織・平織)のことを金モールと呼ぶ場合もある。
中入れ
徽章
帽章の中心につけられる飾り。
金属製、刺繍製など意匠も様々。
縁(へり)
帯章
帽帯
ジャバラ
腰の上から巻く装飾用の帯布。
斜子縁(ななこべり)・綾竹縁・縞縁・市松など織り方により名称が異なる。

アゴ紐

あごひも

アゴにかける用の紐。
昨今は装飾の意味合いが強い。

耳章
耳ボタン

耳釦

アゴ紐を腰に留める部品。
主に金属性。中入れのように装飾的なものもある。

名称
別称
説明
帽子の裏側部分
天井 天の裏側。
通常、裏地が張られている。
クリア
裏天井
天井に張られるビニール製シート。
汗止めや名札入れになる。
天張り
パッキン
針金

天を整形する細めの芯。天の裏側にぐるりと一周いれる。
主にプラスチック筒状か、鋼鉄線(針金状)が使用される。

エサフォーム 天を整形する芯。天の裏側にぐるりと一周いれる。
発泡ポリウレタン製で、太さ18mm程度のものが使用される。
パッキンより太いため全体がソフトな印象となる。
前芯
前立て
前立て芯
ジガミの前部分を立てる芯。
帽章の裏部分に入れる。
腰芯
腰枠
腰を立てる帯状の芯。腰の裏側に入れる。
主にポリエチレン製。
通気性をよくするため小さな穴を開けているものもある。
ビン皮
スベリ
汗皮
内皮
頭の皮膚に直接当たって、帽子を留める部分。
腰の裏側(帽子サイズの計測部分)に帯状に縫い付ける。
主にビニール・布製。(昔は革製だった)
汗が付きやすいため、通気性をよくするため小さな穴を開けているものもある。

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